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【10年間、読める本】「人を動かす」〜人が心を開く、不変の原則〜 [書籍]

デール・カーネギー.jpg

皆様、人と付き合う中で上手くいかないことってありますか?
きっと、誰もが何かしらの悩みを抱えているかと思います。
家族、仕事、恋愛、友人、そして様々なコミュニティ。僕たちは人間関係を抜きには生活できません。

すぐにケンカになってしまう。部下が思うように成果をあげない。
子供が言うことを聞かない。好きな相手を振り向かせることができない。

これらすべてに対し、人との接し方が大きな影響力をもっています。
今日は、人間関係の様々な悩みを解決するヒント、もしくは解決策を授けてくれる一冊の本を紹介したいと思います。

世界中で1500万部売れる、自己啓発の金字塔

紹介する本は「人を動かす」(デール・カーネギー著)です。

人を動かす.jpg

この本、かなり有名なのでご存知の方も多いかもしれません。
対人スキルのエキスパートであるデール・カーネギーの代表的著作であり、発売から70年近く経った今でも売れ続ける不朽の名作です。

その名の通り、自分がどう行動すれば、他人は動いてくれるのか。
その秘訣をいくつかの「原則」としてまとめ、実話に基づくエピソードを交えて教えてくれます。

読み手の心の魅力をどんどん引き上げてくれる。そんな本です。

僕が何故、この本を手に取ったかというと、単純に人にモテなかったからです。
恋愛的な意味でもそうですが、恥ずかしながら、そもそも人望がありませんでした。

一方で、誰からも好かれるタイプの人はいますよね?
そーゆー人が単純に羨ましかったですし、人間的な魅力で大きな差があると自分でも感じました。
「なんとか内面的な魅力を磨きたい」と考えていた時に出会ったのが「人を動かす」でした。

小難しい自己啓発の本だと思って、読んでみると・・・ビックリでした。
どんな印象を受けたかと言いますと、、、

・本で言っている「原則」はすごくシンプル
・ほとんどの内容が実話に基づいてるので、すごく読みやすい
・実生活ですぐに使えるような内容が本当に多い

読めば読むほど、「あ、これ自分やってしまっているな〜〜」と頷く内容が多いのです。

人との接し方が、ちょっぴり変わりました

参考までに本の中の1つのエピソードを紹介します。

昔のイギリスでのお話。
お祭りで、飛行機のアクロバティック飛行の演目がありました。
演目の飛行機のパイロットは、業界でも有名なスターパイロットでとても気難しいことで有名な人でした。

当然アクロバット飛行は命懸けなので、パイロットも真剣です。
しかし、リハーサルで事件が起きました。

なんと、パイロットの飛行機の整備を担当していた若手エンジニアのミスで、リハーサル中に飛行機が空中でバランスを崩したのです。

なんとか、スパイロットの腕前で飛行機は不時着。本人は危うく命を落とすところでした。
そして、若手エンジニアのミスを知ります。

ただでさえ、気難しいスターパイロットに対して致命的なミス。
関係者の誰もが、若手のクビ・・・いや、それ以上の罰を確信しました。

パイロットはつかつかと若手エンジニアの元に歩いていきます。
若手エンジニアは自分のミスの重大さを理解し、涙を流しながら震えています。
クビは免れないと覚悟していたでしょう。

しかし、パイロットは若手エンジニアの肩に手を置き、一言。

「自分のやったことは十分理解できているな。君は同じミスはしないだろう。私はそう信じる。だから、本番も君に機体の整備を任せる。できるな?」
(自分が命を落とすところだったのにこのセリフが出ますか?器の大きさを感じます。)

若手エンジニアのモチベーションが高まったのは想像に難しくありません。
そして、その時彼はこう考えたでしょう。

「この人の為に、自分の全力を尽くしたい。」

誰かに強要されるわけでもなく、相手の為に自分の力を惜しみなく使いたいと思う。
その為に努力をする。そんな風に人を動かしてしまう。

このエピソードが教えてくれる原則は・・・「期待をかける」です。

僕はこれを読んだ時、上司とのやりとりを思い出しました。

上司とのやりとり.jpg

ミスをした時「お前は使えないな!」と怒りをぶちまけられるのか、
「また、任せても良いか?」とミスの原因を諭されながら期待をかけられるのか、

・・・どちらがやる気を掻き立てられるのか?どちらが結果的に双方にとって生産的か?

本と同じだなと思いました。
また、自分も人が動かしたければ、気をつけるべき事だと学びました。

・・・こんな具合に、内面的な魅力を引き上げる実用的な知識を吸収できる本なのです。

読む時期によって、学べることが全然違います

このレベルの原理原則本のすごいところは、一度読み終わっても、時間を置いて再度読むとまったく違った学びがあるところです。
僕はその類の本を”10年間、読める本”と分類してます。

本の同じ部分を読んでも、1年後は全く違う内容が頭に入ってきたり、違う捉え方をします。
それってどういうことかと言いますと、、、

自分の成長に合わせ、それに見合うレベルの知識が得られる

ということです。
よく、本に書いてあることがイマイチわからないことありますよね?(僕はしょっちゅうあります。)
それ、自分の中身が本に追いついてないからだそうです。

この「人を動かす」も読み手の中身の成熟度によって、得られる知識が違ってきます。
ただこの本がすごいのは、中身自体は優しくわかりやすいので、どのレベルからでも門を叩けるという点です。

この本を読む度、「あ、ここ最近意識できてなかった」という気づきがあって、僕は年に数回、心のメンテナンスにこの本を使ってます。まさに、”10年間、読める本”なのです。

最後に

今回は「人をを動かす」の紹介をしてきました。
感情の生き物である人とどう接すれば、良い結果を生むのか?
このコツを掴むだけで、家族、友人、恋愛、仕事、いろんな部分で良い変化が出ると思います。

この本は・・・

・大切な人と、より良い関係を築きたい人
・仕事で多くの人を巻き込んで、大きな成果を出したい人
・自己啓発をこれからしたい人

に当てはまる人に、オススメです。
ぜひ、ご一読いただければと思います。

★「人を動かす」の口コミと実売り価格(amazon)


「あくせる市場」に足を運んでいただいてありがとうございました。
また、ご入用の際は気軽に立ち寄ってくださいね。
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