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【劇薬再び!!】幸せになる勇気で人へのアプローチが3日で修正できる!? [書籍]

みなさんは「嫌われる勇気」という書籍をご存知でしょうか?
ジークムント・フロイトやカール・グスタフ・ユングと並ぶ心理学の巨頭、アルフレッドアドラー。
彼が提唱するアドラー心理学を現代人の悩み解決方法として、どう活かすかを書いた本です。

さながら「人生の劇薬」として20代の若手を中心にベストセラーとなった嫌われる勇気は、なんと100万部を突破。
今日はその続編として大ヒットしている「幸せになる勇気」という本をご紹介します。

幸せになる勇気.jpg

なぜ、この本を読んだのか?

この本を読んだ経緯と言えば、やはり前作の「嫌われる勇気」が本当に有意義な内容だったからです。

嫌われる勇気.jpg

【参考記事】
【人生の劇薬?】嫌われる勇気を3回読んだらメンタルが強くなった

私も社会人として若手なのですが、多くの若手がかかえる独特の悩み。
それに対する処方箋的な考え方を吸収できます。
20代を中心に人気があるという評判も、その事実を示しています。
詳しくは「嫌われる勇気」をご一読いただきたいのですが、今でも参考にしている考え方が以下。

課題の分離

これは本当に素晴らしい。無駄なことで頭を悩ますことがなくなりました。
その内容としては

「あなたは他者の期待を満たすために生きているわけではない。他者もあなたの期待を満たすために生きてるわけではない。」

他人が考えていることは自分ではコントロールしようがないし、わからない。
そーゆーのは自分の課題じゃないから、考えない。
他人の自分に対する印象とか評価とか、そーゆーのを気にして悩む必要はそもそもない。

こーゆー考え方です。これ、僕の中では画期的でした。

で、このような考え方を教えてくれた「嫌われる勇気」を単純に気に入ったんです。

おかげで会社でも好きな時間に堂々と退社するようになりましたし、自分の評価なども過度に気にせず、自分らしく仕事できるようになりました。
ストレスが減ったんです。本当に。

そして今度はその続編が出ると知り、迷わず購入・・・といった具合です。
結論から言いますと、嫌われる勇気がいいなと思った人は、幸せになる勇気でも満足できるかと。

嫌われる勇気→幸せになる勇気の順番で読むのが効果的です。
なぜかは、この記事を読み終わる頃には理解できるかと思います。
今回も対話形式なので、スラスラ読めてしまいます

幸せになる勇気も前作同様、アドラー心理学に精通した「哲人」と悩める「青年」との対話形式で進んでいきます。
簡単なあらすじをご紹介しますと・・・

アドラーの考え方を、哲人との激論の末に学び、社会へ旅立った青年。
夢であった学校の先生という職業にも就いた。
青年はアドラー心理学の教えを、教育の現場で活かそうと奮起していた。
しかし、、、そこで味わったのは教育者としての挫折だった。

「アドラー心理学の考え方は現実世界では、全然通用しない」

そう。怒りの感情を胸に青年は3年ぶりに哲人の書斎を訪れます。
机上の空論でしかない、アドラーを否定する為に。

もうこの時点で熱い劇場のような雰囲気が多少出ているでしょうか?笑
例えるなら、映画を観るような感覚で読めます。
この手の自己啓発本って読むのに時間かかりますが、僕はたった2日程度で読めてしまいました。
前作を読んだ人でしたら、3日あれば読める内容なのかと思います。

悩める青年.jpg

また、本の位置付けについてお話ししますと、

嫌われる勇気:「アドラー心理学の考え方を一通り学ぶ」入門編。
幸せになる勇気:「アドラー心理学を、実生活でどう使うか?」が理解できる実践編。

といった具合でしょうか?
嫌われる勇気で知識をざっと知って、幸せになる勇気で理解のレベルにもっていく。
なかなか考えられた構成です。

読んでみて参考になった”実践的”な内容

さて、詳しい内容は読んでみてのお楽しみなので、ネタバレは避けます。
本のイメージを掴んでいただくという意味で、僕が感じた「良かった点」を2点紹介します。

1.「悪いあの人」「かわいそうなわたし」ではなく、「これからどうするか」を話す。

これ良かったです。
人って、どんな場面でも基本的に「悪いあの人」。
つまり環境や他人に対しての不満を言いますよね。

あるいは「かわいそうなわたし」。
いろいろ理由つけていかに自分がつらいのかを話したがります。

もちろん、いけないことではないんです。自然なんです。
でも、アドラー心理学ではそーゆー「悪いあの人」「かわいそうなわたし」を優しく聞くアプローチを、、、

ばっさり否定します

ビックリです。ビックリですよ。甘やかすんじゃあないと。
やはり「人生の劇薬」と言われるアドラー先生の教え。
あいかわらずの厳しさです。

アドラー先生.jpg

ここでアドラーが提案するのは、ただ愚痴を聞くだけではなくて、話しを聞きつつも、
「これからどうするのか」を話すように仕向けるというもの。

そう、悩むのは仕方ないことだけど、結果としてその人が前に進むようにする。
すごく生産的かつ、実は人のことを一番大切に考えているアプローチなんです。

これ、けっこう実践的ですよね。
本の中では教育の現場の中で、子供たちの喧嘩を止められなかった青年に対して紹介されるこの教え。
「Aくんが悪いんだ!」「Bくんがこんな酷いことをしてきて、嫌だった!」

これを聞いて終わりではなく、
「じゃあ、これからどうしようか?どうしたい?」

と、話しのポイントをズラしてあげる。
すると意外に生産的な意見が当事者たちから出てくる。
実践編ですので、アドラーの利用シーンがよりリアルに描かれてますね。

さて、もう1つだけエッセンスをご紹介しましょう。

2.人は「自分のことを信じてくれる人」の言葉しか信じない。「意見の正しさ」で相手を判断するのではない。

これをチョイスしてみました。
これ、教育者として子供たちに正論をいっても、全然いうことを聞いてもらえなかった青年へ哲人が話した内容です。
本書のキーワードは「尊敬」「愛」なんですけど、そのうちの「尊敬」の部分に深く関連する考え方。

つまり、相手のことを尊敬していない、最初から相手の話していることを否定するスタンスで、どんなに正論を言っても無意味だと言ってます。

・・・そりゃそうだなって思いました。

どんな正論言われても、自分のことを「ロクでもないやつ」といった目で見てくる人の話を、聞く気にはなれませんよね。
よく問題児に威圧的な態度で接する人がいますが、どうなるかは明らかです。

例えば授業をサボる生徒に対して。
多くの大人が「それはいけないこと。やめなさい。」としか言いません。
正論ですけど、それじゃあおそらく、反発されます。

一方でアドラー心理学では、、
「なんで授業をサボるのか?何が楽しいのか?」

これを生徒の身になって、真面目に聞いてみる。純粋な興味を示せと言っています。
これなら生徒も「決めつけてくる大人」と思わないですよね。気を許します。

どんな相手であろうと無条件で尊敬する。
そしてそれは相手の関心に興味をもつことと同義である。
アドラー心理学の実践的なエッセンスが含まれた、考え方だなぁと思いました。

最後に・・・

いかがでしたか?
今回は書籍「幸せになる勇気」のご紹介をしました。

相変わらずアドラー心理学は厳しいので、”人生の劇薬、再び”と言える内容ですね。笑
今回はアドラーを生活の中でどう当てはめていくか、よりリアルなテーマで書かれていますので、嫌われる勇気より読みやすいです。

またこの本も「人を動かす」同様、一度だけでなく、何度も読むと新しい発見がある「読み続けられる本」に入ります。
タイトルにある「幸せになる勇気」これが何を意味するのか?
ぜひ、ご自身で確認してみてください。面白いですよ。^^


「幸せになる勇気は」・・・

・人間関係の悩みを解決するよりリアルな考え方を会得したい
・教育、恋愛で壁にぶち当たっている(この2つに対しては特にオススメ)
・前作を気に入っている

上記に当てはまる人に、オススメできます。
きっとより深い発見が必ずあるはずです。ぜひ、手にとってみてください♪

「幸せになる勇気」の口コミと実売り価格(レビュー評価が高いです)


「あくせる市場」に足を運んでいただいてありがとうございました。
また、お気軽に立ち寄ってくださいね。
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